5カップ目:澤乃井 奥多摩湧水仕込カップ
出張帰りに駅前のスーパーにて購入。東京の地酒といえば澤乃井だろう。
日本酒の名産地といえば新潟や山形の酒造が有名であるが、何を言おう東京の酒蔵である。東京、水とくれば、「東京の水はまずい」としたり顔でいう人がいたりするわけだが、東京といえど広い。澤乃井を作る小澤酒造のある場所は東京の西の端、青梅である。ってか東京というよりほぼ山なs
酒蔵のHPを見てみると1702年 元録15年より酒造業を営んでいたとある。江戸時代真っ只中で当時の将軍はあの生類憐れみの令で誰もが知る徳川綱吉。すごい時代からあるんだなと感心させられる。
澤乃井は奥多摩の清涼で豊かな水を使用して作られるとのことだ。
筆者も行ったことがあるが奥多摩は多摩川の上流に位置し、ガチの清流である。川の水をくんでコーヒーを入れたことがあるが、水道水より美味しい気がした。
早速頂いてみよう。
むふぁ!!
いやこれうまいわ。
辛すぎず甘すぎず中間の飲み味で、後味に過度に日本酒感がありすぎるわけでもなく非常にバランスが良い酒だと思う。香りも華やかというよりは一歩引いた位置に陣取っていて鼻につかない感じで味のまとまりを演出している。食中酒として最適だろう。
是非、刺し身やおでんを食べながら味わってほしい一品だ。
都内に住んでてこれを買わないやつは非国民ならぬ非都民だろう。
以上
都内に住んでいる人は奥多摩に行ってみるとたのしいよ!
おすすめ度:
★★★★★★★★★⭐︎
(カップ酒のなかでもトップクラスなのでは?)
酒蔵:小澤酒造株式会社
原材料名:米(国産)、米麹(国産米)、醸造アルコール
アルコール度数:15%
精米歩合:68%
購入場所:羽村駅前のSEIYU
価格:220円
4カップ目:本醸造 花の舞
旅行帰りによった売店で購入。花の舞っていうと「聞いたことある!」というリアクションになりがちであるが、よくある居酒屋チェーンではない点に注意いただきたい。ちなみに筆者は完全に勘違いしていたことを白状しておく。
花の舞は静岡県浜松市にある花の舞酒造で製造されている。酒蔵のHPを見てみると原料の米は静岡県産100%にこだわり、品種は山田錦を使用しているとのことだ。山田錦と聞くと兵庫県が思い浮かぶが、静岡県内で生産したものを100%使用しているというところに非常に好感が持てる。原材料から地場のものが使用されているとご当地感アップでお土産力が高い。
花の舞の由来に目を向けてみると、「天竜川水系に古来より伝わる奉納踊りのひとつ花の舞に由来する」らしい。より詳細な説明だと「花は命の糧となる稲の花を表し、五穀豊穣を祈願するもの」とのことだ。奉納踊りだとか、五穀豊穣という言葉を見ると神事、神事と言ったら日本酒だが、そういえばなんで日本酒なんだろうと調べてみた。
答えは月桂冠のHPにあった。「日本では酒というものは、もともと先祖の霊魂や、八百万(やおよろず)の神々をまつるたびに造られた。その祭りに集まった敬虔な人々にとって、酒は神々に献上し、神々と一緒になって飲むもので、決して一人で飲むものではなかった」とのことだ。
そもそも生きてる人間のためのものではないんかーい!
そして1人で飲むものではなかった。。だと。。。1人で飲み切るためにワンカップサイズを買った筆者は一体。。。神棚に向かって飲むかな。。。
という話はおいておくとして、早速いただいてみよう。
ほほ~
花の舞という名前だけあり口当たりがよく、かなり華やかな香りだ。スッキリ目の味わいで辛口と甘口の中間くらいでかなり飲みやすい。ってかレベル高いな。結構なペースで飲みきってしまった。ワンカップ系の日本酒のなかでもかなり美味しい方だと思う。
これだからご当地ワンカップはやめられん。
以上
静岡県内に旅行に行ったときは是非手にとってみていただきたい。
おすすめ度:
★★★★★★★★⭐︎⭐︎
(次見かけたら買っちゃうなこれ)
製品名:本醸造 花の舞
酒蔵:花の舞酒造株式会社
原材料名:米(静岡産)、米こうじ(静岡県産米)、醸造アルコール
アルコール度数:15.5%
精米歩合:60%
価格:231円
3カップ目:蓬莱泉
このコロナ渦、久しぶりの出張。世辞辛い世の中である。ふらりと某愛知県のキオスクで購入。
瓶の製造元を見てみると関谷醸造株式会社という酒蔵が製造しているらしい。
wikipediaを見てみると創業は1864年(元治元年) 、庄屋の関谷武左衛門が酒造りを始めた。
との記載がある。創業150年とはなかなかの老舗企業である。
関谷醸造のHPを見ても蓬莱泉は単体のジャンルで分けられてることから代表的なブランドであるらしい。なおカップ酒は商品一覧に載ってないみたいだ。
早速いただいてみよう。
むむっ!!
ピリリと辛口というよりはやや甘味があり、丸みのある口当たり!
新潟などの米どころの酒はスッキリとした味わいものが多いが、どちらかというと濃厚な部類に感じる。
日本酒感も十分にあり飲みごたえがあってとてもよい、おっさんごの・・・大人の味だ!
「日本酒飲めなーい」とか言っちゃうキッズにはおすすめしないぜ...!
筆者は知多半島の日本酒が好きなのだが、愛知県の日本酒は比較的濃厚なものが多いように感じる。素材の味に物を言わすというよりは、水や米では土地的に勝てない反面、技巧を尽くして味を仕上げているイメージだ。
これもトヨタのお膝元で産業の盛んな土地であるからこそだろうか。
そしてラベルをよく見てみると「このお酒は酒粕を蒸留した自社製焼酎を添加しました。原材料を循環させて使い切る、関谷醸造の新たな取り組みです」との記載がある。
焼酎混ざってんのかい!醸造酒のみと見せかけて蒸留酒も入っているとはなんともハイブリッドな日本酒だな。品目表示が清酒ではなく日本酒となっているのは焼酎を混ぜてあるからか?
そして、循環型社会を表すような環境配慮!これは今流行りのSDGsではないか!社会の流れを先取りするとはあなどれんぞ蓬莱泉!
以上
愛知県に訪れた際は新幹線に乗る前に購入してみてはいかがだろうか。
おすすめ度:
★★★★⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
(見つけても即買いするほどではないかな)
酒蔵:関谷醸造株式会社
原材料名:米(国産)、米こうじ(国産米)、焼酎(自社製)
アルコール度数:15%
精米歩合:60%
購入場所:名古屋駅のキオスク
価格:300円くらい
2カップ目:清酒 八海山
週末の出張帰り。
たまには贅沢したいと思い、ふと立ち寄った成城石井で購入。
1カップ目:大関 上撰 金冠 ワンカップ
記念すべき1カップ目はこれだ!
やはりカップ酒と聞いて誰もが想像するのはワンカップ大関だろう。カップ酒の元祖であり、手軽に日本酒を飲める世の中を作り上げたカップ酒界の功労者だ。その歴史は古く、発売されたのは昭和39年10月、東京オリンピックの年だという。