3カップ目:蓬莱泉
このコロナ渦、久しぶりの出張。世辞辛い世の中である。ふらりと某愛知県のキオスクで購入。
瓶の製造元を見てみると関谷醸造株式会社という酒蔵が製造しているらしい。
wikipediaを見てみると創業は1864年(元治元年) 、庄屋の関谷武左衛門が酒造りを始めた。
との記載がある。創業150年とはなかなかの老舗企業である。
関谷醸造のHPを見ても蓬莱泉は単体のジャンルで分けられてることから代表的なブランドであるらしい。なおカップ酒は商品一覧に載ってないみたいだ。
早速いただいてみよう。
むむっ!!
ピリリと辛口というよりはやや甘味があり、丸みのある口当たり!
新潟などの米どころの酒はスッキリとした味わいものが多いが、どちらかというと濃厚な部類に感じる。
日本酒感も十分にあり飲みごたえがあってとてもよい、おっさんごの・・・大人の味だ!
「日本酒飲めなーい」とか言っちゃうキッズにはおすすめしないぜ...!
筆者は知多半島の日本酒が好きなのだが、愛知県の日本酒は比較的濃厚なものが多いように感じる。素材の味に物を言わすというよりは、水や米では土地的に勝てない反面、技巧を尽くして味を仕上げているイメージだ。
これもトヨタのお膝元で産業の盛んな土地であるからこそだろうか。
そしてラベルをよく見てみると「このお酒は酒粕を蒸留した自社製焼酎を添加しました。原材料を循環させて使い切る、関谷醸造の新たな取り組みです」との記載がある。
焼酎混ざってんのかい!醸造酒のみと見せかけて蒸留酒も入っているとはなんともハイブリッドな日本酒だな。品目表示が清酒ではなく日本酒となっているのは焼酎を混ぜてあるからか?
そして、循環型社会を表すような環境配慮!これは今流行りのSDGsではないか!社会の流れを先取りするとはあなどれんぞ蓬莱泉!
以上
愛知県に訪れた際は新幹線に乗る前に購入してみてはいかがだろうか。
おすすめ度:
★★★★⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
(見つけても即買いするほどではないかな)
酒蔵:関谷醸造株式会社
原材料名:米(国産)、米こうじ(国産米)、焼酎(自社製)
アルコール度数:15%
精米歩合:60%
購入場所:名古屋駅のキオスク
価格:300円くらい